劉貫道(読み)りゅうかんどう(英語表記)Liu Guan-dao

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「劉貫道」の意味・わかりやすい解説

劉貫道
りゅうかんどう
Liu Guan-dao

中国,元初の画家中山 (河北省定県) の人。字は仲賢。至元 16 (1279) 年世祖フビライの嫡子チンキム (真金。裕宗) の肖像を描き,御衣局使に任じられたが,宮廷画家であったかどうかは不明。山水・人物・花鳥画をよくし,ことに道釈画家として著名肥痩の強い墨線と濃彩水墨を織り交ぜて描いた『銷夏図』 (ネルソン・ギャラリーほか) 数点は彼の筆と伝えられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android