加印(読み)かいん

精選版 日本国語大辞典 「加印」の意味・読み・例文・類語

か‐いん【加印】

〘名〙 書類に印を押すこと。また、その印。
上級官庁、監督者が承認の印を押すもの。また、同列連判をもいう。加判奥印
政談(1727頃)二「大名借金も其家老の印、又大坂江戸にても所々の奉行の加印にてかすべし」
証文の類に保証のために押すもの。加判。
※禁令考‐後集・第二・巻一四・天明二年(1782)三月「不埒之質地は地所取上、証文に加印致し候村役人等も相応の咎申付候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android