ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「加藤顕清」の意味・わかりやすい解説
加藤顕清
かとうけんせい
[没]1966.11.11. 藤沢
彫刻家。本名鬼頭太。 1915年東京美術学校入学,高村光雲,白井雨山に師事,卒業後研究科に進む。この間奈良で古代彫刻を研究。 21年第3回帝展に入選。研究科を終了後,洋画科に再入学し,28年に卒業する。同年第9回帝展で特選,第 12回帝展審査員。以後帝展,日展の審査員を歴任し,33年東京美術学校講師,36年同志と日本彫刻家協会を創立。 62年日本芸術院会員となり,穏健な作風をもって官展に重きをなした。主要作品『コタンのアイヌ』 (1941,東京芸術大学) ,『人間像-感情』 (52,旭川郷土博物館) 。
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