加越国高物成帳(読み)かえつこくたかものなりちよう

日本歴史地名大系 「加越国高物成帳」の解説

加越国高物成帳(正保郷帳)
かえつこくたかものなりちよう

二冊

写本 加越能文庫

解説 正保国絵図作製に伴い正保三年八月加賀藩から幕府に提出された郷帳下書の写。加賀国江沼郡分、越中国新川郡分(富山藩)の二冊。江沼郡分は、松平飛騨守領分すなわち大聖寺藩(前田利治)領が大半を占めるが、松平肥前守領分すなわち前田利常養老封の注記が数ヵ村ある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android