加須[市](読み)かぞ

百科事典マイペディア 「加須[市]」の意味・わかりやすい解説

加須[市]【かぞ】

埼玉県北東部の市。1954年市制。利根川南岸の沖積平野を占める。中心の旧加須町地区は中山道奥州街道とを結ぶ脇往還宿場町,市場町として発達。東武伊勢崎線,東北自動車道が通じる。鯉幟(こいのぼり)の生産は全国一で,剣道着,柔道着も特産。1970年代に東北自動車道が開通したことなどから工業団地造成が進み,精密機器,一般機器,電気機器などの工業が盛んである。1990年から人口が増加している。米,麦,イチゴを産する。不動岡にある不動尊は関東三大不動尊の一つ。2010年3月北埼玉郡騎西町,北川辺町,大利根町と合併。東日本大震災で,市内において被害が発生。133.30km2。11万5002人(2010)。
→関連項目鯉幟

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