助宗古窯跡(読み)すけむねこようせき

日本歴史地名大系 「助宗古窯跡」の解説

助宗古窯跡
すけむねこようせき

[現在地名]藤枝市助宗 細谷・鹿鳴渡・清水下、花倉 鹿鳴渡、寺島 大谷

瀬戸せと川左岸から葉梨はなし地区に抜ける低鞍部の一帯に広く分布する。昭和五四年(一九七九)の分布調査で五地区一六支群の古窯跡が確認されたが、窯本体の学術調査は行われていない。大規模に分布するが操業期間は比較的限られており、八世紀第2四半期に細谷ほそや清水下きよみずしも鹿鳴渡かなどう花倉はなぐらの各地で一斉に始まり、九世紀前半まで盛行したのち急激に衰退、場所を移動して一二世紀まで灰釉陶器陶質土器の生産が継続していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android