助老(読み)ジョロウ

デジタル大辞泉 「助老」の意味・読み・例文・類語

じょ‐ろう〔‐ラウ〕【助老】

老僧座禅のときにひじをついて休む台。脇息きょうそくに似たもの。また、あごをのせる小さいつえにもいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「助老」の意味・読み・例文・類語

じょ‐ろ【助老】

  1. 〘 名詞 〙じょろう(助老)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「小袖にかへたるこの衣、かたなにかへし此ぢょろ、長刀にかへたるからかさを」(出典:虎明本狂言・悪坊(室町末‐近世初))

じょ‐ろう‥ラウ【助老】

  1. 〘 名詞 〙 老僧が坐禅する時、ひじをかけて休むのに用いる、脇息(きょうそく)に似た具。また、小さな杖で、その上にあごを乗せかけるもの。じょろ。〔古事談(1212‐15頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android