劫掠・劫略(読み)ごうりゃく

精選版 日本国語大辞典 「劫掠・劫略」の意味・読み・例文・類語

ごう‐りゃく ゴフ‥【劫掠・劫略】

〘名〙 (「ごう」は「劫」の慣用音、「こう」は呉音。「こうりゃく」とも) おびやかして、かすめ取ること。おどして奪うこと。きょうりゃく。
将門記(940頃か)「兼ねて庸民の弱き身を劫略す」
太平記(14C後)一〇「暫く関東を劫略(カウりゃく)して、天下大軍を起し」

きょう‐りゃく ケフ‥【劫掠・劫略】

〘名〙 (「きょう」は「劫」の漢音) おびやかして、かすめとること。他人領地財産などを強奪すること。ごうりゃく。〔色葉字類抄(1177‐81)〕〔史記‐高祖紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android