動力因(読み)ドウリョクイン

デジタル大辞泉 「動力因」の意味・読み・例文・類語

どうりょく‐いん【動力因】

アリストテレスの説いた四原因の一。現実に作用し、事物生成変化運動がそれによって引き起こされるもの。始動因作用因。→形相因質料因目的因

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「動力因」の意味・読み・例文・類語

どうりょく‐いん【動力因】

〘名〙 アリストテレスの哲学で、形相因、質料因、目的因とならぶ運動の四原因の一つ。事物の運動、生成、変化を引き起こす力、動因となるもの。たとえば、家を建築する場合の大工道具技術など。始動因。作用因。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報