勝山(山梨県)(読み)かつやま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「勝山(山梨県)」の意味・わかりやすい解説

勝山(山梨県)
かつやま

山梨県南部、南都留郡(みなみつるぐん)にあった旧村名(勝山村(むら))。現在は富士河口湖町の中央東部を占める一地区。2003年(平成15)河口湖町足和田(あしわだ)村と合併し、富士河口湖町となる。河口湖の南岸に臨み、集落高度は850メートル前後である。国道139号が通じる。農業米作と高原キャベツを主とするが、かつては富士山麓(さんろく)のスズタケでつくったざるの製造が盛んで、ざるの行商、また甲州商人として洋服地、既製服などを県外で売る行商も行われた。近年は河口湖への観光客の増加によって観光に力が入れられている。

横田忠夫


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android