勝抜(読み)かちぬき

精選版 日本国語大辞典 「勝抜」の意味・読み・例文・類語

かち‐ぬき【勝抜】

〘名〙
① 勝ち抜くこと。
勝負に勝つと新しい相手と勝負をし、負けるまで、また優勝するまで次々と相手を変えて勝負すること。勝ち継ぎ。
幼年時代(1968)〈柏原兵三〉三「勝抜きだから、次は私が恵子ちゃんと取り組む番だった」
③ 勝った者同士が次々と勝負すること。トーナメント
※ものの見方について(1950)〈笠信太郎付録「学生対校討論会にいたると、全国高校野球戦と同様で、勝抜きで最後に優勝校というのが出てくる」

かち‐ぬ・く【勝抜】

〘自カ五(四)〙
① 最後まで勝ち通す。
※招かれて見た中共(1956)〈橘善守〉百年河清を待たず「ほんとの美しい『社会主義的女性』が生れ出るのも、人民中国がこのけわしく厳しい過渡期のたたかいに勝ち抜いてからであろう」
② 必ず勝つ。どんなことがあっても勝つ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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