勝林寺(読み)しようりんじ

日本歴史地名大系 「勝林寺」の解説

勝林寺
しようりんじ

[現在地名]斑鳩町高安一丁目

高安たかやすの北部にある。歓喜山と号し、現在は融通念仏宗であるが、もとは真言宗であったらしい。本尊阿弥陀如来で、脇侍は観音勢至菩薩由緒は不詳であるが、当寺は奈良県安堵町西安堵にあった廃高安寺名跡を継ぎ、本堂には武田耕雲斎筆の「高安寺」の額を掲げてある。境外の廃大日だいにち(現天満神社境内地)にあった旧高安寺の仏像のうち、木造十一面観音立像(平安時代)・木造聖観音立像(平安時代)・木造薬師如来坐像(平安時代)は、いずれも国指定重要文化財(奈良国立博物館寄託)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android