勤労(読み)キンロウ

デジタル大辞泉 「勤労」の意味・読み・例文・類語

きん‐ろう〔‐ラウ〕【勤労】

[名](スル)
心身を労して仕事にはげむこと。
「共に王事に―せよ」〈藤村夜明け前
賃金をもらって一定の仕事に従事すること。「勤労学生」
[類語]働く労働作動稼働起動仕事作業労作労務労役実働稼働働き勤務勤続勤め

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「勤労」の意味・読み・例文・類語

きん‐ろう‥ラウ【勤労】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 心身を労して仕事に勤めること。勤めにはげむこと。また、勤務の労苦
    1. [初出の実例]「詔曰、馬牛代人、勤労養人」(出典:続日本紀‐天平一三年(741)二月戊午)
    2. 「或は勤労せしめ、或は遊楽せしむ」(出典:集義和書(1676頃)三)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐襄公三一年〕
  3. 経済で、直接には物の生産に従事しないが、生産に不可欠の、または、生産に多大な効果をもたらす労力をいう。官吏教師医師などの労力の類。
    1. [初出の実例]「医師、産婆及び薬剤師の治術、勤労及び調剤に関する債権」(出典:民法(明治二九年)(1896)一七〇条)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「勤労」の読み・字形・画数・意味

【勤労】きんろう(らう)

つとめはたらく。〔書、無逸〕厥(そ)の母は稼穡勞せるに、厥の子は乃ち稼穡(かしよく)の艱を知らず、乃ち~曰く、昔の人は聞知する無しと。

字通「勤」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android