勤気(読み)つとめぎ

精選版 日本国語大辞典 「勤気」の意味・読み・例文・類語

つとめ‐ぎ【勤気】

〘名〙
芸者遊女などの商売上気持態度。つとめごころ。つとめげ。
洒落本・戯言浮世瓢箪(1797)五「面影かわらで年の積るともしらで、いつ迄も勤気(ツトメギ)の退ぬは気の毒なり」
相手にサービスしようとする気持。
多情仏心(1922‐23)〈里見弴初雪の夜「それが癖の勤気(ツトメギ)を出して、早速手近の銚子を取り上げてみたが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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