包果(読み)ほうか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「包果」の意味・わかりやすい解説

包果
ほうか

特殊な果実で、スゲ属のように変形した包(包葉)が袋状となり、その中に真の果実が入っている場合と、ハマアカザケイトウのように果皮膜質の袋状になって、中に種子が入っている場合とがある。いずれも正確な意味をもつ用語ではなく、見かけ上の形態的な表現として用いられる。

吉田 治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android