化城喩(読み)ケジョウユ

デジタル大辞泉 「化城喩」の意味・読み・例文・類語

けじょう‐ゆ〔ケジヤウ‐〕【化城喩】

法華七喩の一。法華経化城喩品に説く。苦しい悪路を行く隊商指導者が、途中で幻の城を現して部下たちに希望を抱かせさらに目的地への旅を続けさせるというたとえ。小乗の悟りは大乗の悟りへ導く方便であることを表す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android