化学線量測定を行う際に用いられる反応系をいい,単に線量計という場合もある.これまで多数の反応系が提案されているが,満すべき条件としては,
(1)化学変化量が吸収線量に正確に比例すること,
(2)G値が線量率に無関係であること,
(3)照射によって反応系に起こる条件変化(反応物質濃度の減少,生成物の蓄積など)にG値が無関係なこと,
(4)再現性がよく,調製や化学変化量の測定が容易であること,
などである.これらの要求に最適なものとして,現在広く一般に用いられているのは,硫酸鉄(Ⅱ)線量計(フリッケ線量計)である.そのほか,硫酸セリウム(Ⅳ)線量計(Ce4+→ Ce3+),気体では一酸化二窒素の分解による窒素の生成,あるいはエテンの分解による水素の生成を利用したものがあり,固体では照射による着色を利用したガラス線量計,セロファン線量計などがある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新