化育(読み)カイク

デジタル大辞泉 「化育」の意味・読み・例文・類語

か‐いく〔クワ‐〕【化育】

[名](スル)天地自然万物をつくり育てること。
異端邪説を除き以て万民を―したるが如き」〈加藤弘之・人民新説〉

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精選版 日本国語大辞典 「化育」の意味・読み・例文・類語

か‐いく クヮ‥【化育】

〘名〙 天地自然が万物を生み育てること。
※懶室漫稿(1413頃)七「坐播化育之仁。是以卒土万姓、洋々咏歌美政」 〔礼記‐中庸〕

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普及版 字通 「化育」の読み・字形・画数・意味

【化育】かいく(くわゐく)

万物を養い育てる。〔中庸、二十二〕唯だ天下至のみ、能く其の性を盡すと爲す。能く其の性を盡さば、則ち能く人の性を盡す。能く人の性を盡さば、則ち能く物の性を盡す。能く物の性を盡さば、則ち以て天地のを贊(たす)くべし。

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