北京方言(読み)ぺきんほうげん

世界大百科事典(旧版)内の北京方言の言及

【中国語】より


[北方話]
 かつてのいわゆる〈官話〉つまり官用言語と呼ばれたものを中心にするということで官話方言と呼ばれることもある。日常的にこの方言を話す人びとは中国語を操る人たち全部の70%を占めるといわれる最も勢力のある方言で,〈普通話〉も,その音韻構造からいうとこの方言の中の一支派である北京方言からその〈土語〉的要素を除くという形で人為的に設定されたものである。概していえば新疆(しんきよう),青海など西北の地域を含む長江(揚子江)の北の地域と,長江以南としては貴州,雲南といった,日本でならば北海道にも当たるような,中国語からいうと比較的新しくその使用地域となった所に分布している。…

※「北京方言」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android