北今町(読み)きたいまちよう

日本歴史地名大系 「北今町」の解説

北今町
きたいまちよう

[現在地名]日野町村井むらい 北今町上きたいまちようかみ北今町下きたいまちようしも

北上きたがみ町の北、北町通の北を並行して東西に走る北今町通の東端に位置する。日野村井町の東北端にあたり、東は仁正寺にしようじ村。天文三年(一五三四)蒲生定秀が町割を行った際に、当町東北端にある綿向わたむき神社(現馬見岡綿向神社)の西側の住民が移住して町が形成されたと伝える(蒲生旧趾考)新町・北町裏とも称した。城下町割でも位置は変わらず、北今町通七ヵ町の東端にあり、正徳五年(一七一五)の三町絵図では北今町通に南面して晴明せいみよう寺、同寺の北側に新地として数軒がみえ、その北東に綿向大明神が描かれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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