北塩原(村)(読み)きたしおばら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「北塩原(村)」の意味・わかりやすい解説

北塩原(村)
きたしおばら

福島県中北部、耶麻郡(やまぐん)にある村。1954年(昭和29)北山大塩、桧原(ひばら)の3村が合併して成立、新村名は旧村名から1字ずつとった。北東部に西吾妻(にしあづま)連峰、南部に磐梯山(ばんだいさん)がそびえる。村の東部は磐梯高原(裏磐梯)で、秋元湖、小野川湖、桧原湖などの湖沼が多く、国道459号、磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークライン、西吾妻スカイバレーなどの道路が通じる。西部の北山地区は会津五薬師の一つ北山漆薬師の門前町で、米作、高原野菜の栽培が行われる。雄国沼湿原植物群落(おぐにぬましつげんしょくぶつぐんらく)は国指定天然記念物。面積234.08平方キロメートル、人口2556(2020)。

[安田初雄]

『『北塩原村史』(2007・北塩原村)』


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android