北山名村(読み)きたやなむら

日本歴史地名大系 「北山名村」の解説

北山名村
きたやなむら

[現在地名]扶桑町山那やな小淵おぶち

北には木曾川が流れ、東は木津こつつ(現犬山市)、南は南山名村、西は中般若なかはんにや(現江南市)に接する。仁和寺尊海の「あづまの道の記」に「天文二のとし神無月後の四日に、あづまのかたへことの用ありて下り侍るに(中略)尾張の国やなといへる処に一夜をあかし侍れば、其里にいとうつくしき若衆ありけり」とある。

小牧代官支配下の村で、高一七五石余のうち高一〇〇石が藩士織田遠江の給知。畑一九町五反三畝余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android