北山越え(読み)きたやまごえ

世界大百科事典(旧版)内の北山越えの言及

【土佐国】より

… 都より土佐に至る官道は,古くは伊予国を経由していたらしいが,718年(養老2)に阿波から直接土佐に入る道が開かれ,さらに796年(延暦15)にも別の新道が開かれている。これは四国山脈を横断して南下するもので,現在の長岡郡本山町を経由し,のちに〈北山越え〉と呼ばれる官道であった。土佐国は724年(神亀1)の制によって遠流の国とされて以来,奈良時代では石上乙麻呂,大伴古慈斐,池田親王(淳仁天皇の弟),弓削浄人・広方・広田(道鏡の一族),平安時代に入ると紀夏井(応天門の変),藤原師長(保元の乱),源希義(まれよし)(平治の乱)等々,多くの著名人の配流先となった。…

※「北山越え」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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