北林 透馬(読み)キタバヤシ トウマ

20世紀日本人名事典 「北林 透馬」の解説

北林 透馬
キタバヤシ トウマ

昭和期の小説家



生年
明治37(1904)年12月10日

没年
昭和43(1968)年11月13日

出生地
神奈川県横浜

本名
清水 金作

学歴〔年〕
上智大学独文科中退

主な受賞名〔年〕
文壇アンデパンダン第1席〔昭和5年〕「街の国際娘」

経歴
中央公論社が昭和5年11月に行った「文壇アンデパンダン」に「街の国際娘―ニシダ・トーマスの手記」が入選した。昭和初期の横浜や銀座風俗を描いた好編で評判になった。その後も横浜を舞台にした「横浜の日本娘」「恐怖のヨコハマ」などを書き、戦後横浜ペンクラブ会長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北林 透馬」の解説

北林透馬 きたばやし-とうま

1904-1968 昭和時代の小説家。
明治37年12月10日生まれ。昭和5年横浜の風俗を軽妙にえがいた「街の国際娘」が中央公論社の「文壇アンデパンダン」に入選。戦後,横浜ペンクラブ会長。昭和43年11月13日死去。63歳。神奈川県出身。上智大中退。本名は清水金作。作品はほかに「横浜の日本娘」「日米遊侠(ゆうきょう)伝」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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