北沢 映月(読み)キタザワ エイゲツ

20世紀日本人名事典 「北沢 映月」の解説

北沢 映月
キタザワ エイゲツ

昭和・平成期の日本画家 日本美術院評議員。



生年
明治40(1907)年12月9日

没年
平成2(1990)年4月7日

出生地
京都市下京区寺町

本名
北沢 嘉江

学歴〔年〕
京都市立第二高等小学校〔大正11年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本美術院賞(第28回)〔昭和16年〕「静日」,院展総理大臣賞(第55回)〔昭和45年〕「ねねと茶々」,院展文部大臣賞(第65回)〔昭和55年〕「朱と墨と」

経歴
上村松園土田麦僊師事。昭和11年「祇園会」で新帝展に初入選、13年「朝」で院展初入選。15年院友、翌年「静日」で院賞を受け同人となる。35年京都から東京に移住。36年「花と舞妓」が文部省買上。他に「玉瀾」「想」など。平成4年遺作展。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北沢 映月」の解説

北沢映月 きたざわ-えいげつ

1907-1990 昭和-平成時代の日本画家。
明治40年12月9日生まれ。上村松園,土田麦僊(ばくせん)に師事。院展を中心に活躍し,昭和16年日本美術院同人となる。歴史上の女性をえがき,45年「ねねと茶々」が内閣総理大臣賞を受賞した。平成2年4月7日死去。82歳。京都出身。本名は嘉江(よしえ)。作品はほかに「花と舞妓」「朱と黒と」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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