北郷北方(読み)ほんごうきたかた

日本歴史地名大系 「北郷北方」の解説

北郷北方
ほんごうきたかた

北郷の一部。貞治四年(一三六五)閏九月二六日、島津氏久から樺山音久に「北郷北方内村々」が給分として宛行われた(「島津氏久宛行状」樺山文書)。このとき添えられた北郷北方相分注文(同文書)には北郷北方相分一方の諸村として本名宮丸みやまる名内の善阿作・怒久水田など計八町七反、「御一向」の財丸二町三反一〇・南原大夫次郎跡三反三〇・別当丸南方二反一〇・友重四〇・宗近四反・留下跡五反・池原二町五反三〇の計六町四反二〇の合せて一五町一反二〇、ほかに請分として小牟礼五〇〇文(薗一ヵ所倉原)・坂下三〇〇文がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android