北飯淵村(読み)きたいいぶちむら

日本歴史地名大系 「北飯淵村」の解説

北飯淵村
きたいいぶちむら

[現在地名]相馬市北飯淵

北の小泉こいずみ川と南の宇多うだ川に挟まれた平坦地に位置し、小泉川対岸は本笑もとわろう村、宇多川対岸は南飯淵村、西は小泉村・中村。江戸初期には飯淵村のうちで、明暦二年(一六五六)当村と南飯淵村に分村したとされる(相馬藩政史)。おそらく宇多川の本流が旧流とみられるうめ川筋から現在の位置に変わって以降、一村として統括することが不便になったためであろう。寛永一二年(一六三五)検地では、飯淵村として高四八三石余(同書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android