北鳩原村(読み)きたはつぱらむら

日本歴史地名大系 「北鳩原村」の解説

北鳩原村
きたはつぱらむら

[現在地名]小高町北鳩原

小高川の支流まえ川の北岸に位置し、対岸は南鳩原村、東は片草かたくさ村、北は矢川原やがわら(現原町市)中世には鳩原村のうちで、のち当村と南鳩原村に分村。明暦二年(一六五六)に西の枝郷羽倉はのくら村を分村(相馬藩政史)、天保郷帳には「古者 北鳩原村・羽倉村弐ケ村」と注記される。元弘三年(一三三三)一二月日の相馬重胤代親胤申状(相馬文書)によると、重胤の嫡子親胤は「(盤)崎・鳩原」について胤門(重胤の養父)の後家一期ののちの知行を認める国宣を与えられることを要請し、同月二二日に陸奥守北畠顕家から安堵の外題を受けている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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