匡郭(読み)キョウカク

デジタル大辞泉 「匡郭」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かく〔キヤウクワク〕【×匡郭】

木版本古活字本などの各丁の外枠の線。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「匡郭」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かく キャウクヮク【匡郭】

〘名〙 木板本や古活字本などの刊本の各丁にほどこされた外枠(そとわく)の線。これが単線のものを単辺複線のものを両辺上下は単線で左右が複線のものを左右双辺といい、版の大きさを示す標準となる。
春城随筆(1926)〈市島春城〉趣味談叢「寛文あたりの昔しの小本は匡郭が割合に大きい為めに天地余白が少なく」 〔書林清話‐宋刻書紙墨之佳〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「匡郭」の読み・字形・画数・意味

【匡郭】きようかく

匡廓

字通「匡」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android