匳・奩(読み)れん

精選版 日本国語大辞典 「匳・奩」の意味・読み・例文・類語

れん【匳・奩】

〘名〙 物を入れるはこ。櫛や鏡、また、香などを入れるはこ。特に考古学では、中国漢代の青銅鍍金、漆製の蓋付容器で、化粧箱として用いられたものをいう。
※星(1921)〈佐藤春夫一一「奩(レン)に納めようとした時に鏡は奩とともに石甃の上に墜ちた」 〔鮑照‐夢帰郷詩〕 〔慧琳経音義‐四〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android