医家神社（読み）いげじんじや

日本歴史地名大系 「医家神社」の解説

医家神社
いげじんじや

[現在地名]池田町 マチ

旧郷社。祭神は大国主命・少彦名命。寛保改神社帳および「阿府志」などは「延喜式」神名帳に載る美馬（みま）郡一二座のうち「倭大国玉神大国敷神社二座」に比定する。寛保改神社帳に医家大明神とあり、別当は蓮華寺、禰宜は若狭太夫。「阿波志」は大国敷（おおくにしき）祠の項で池田村の池神にあたるとしている。「阿府志」は池田という地名が承和一三年（八四六）に山田古嗣が阿波・美馬両郡に池を掘り、農業を助けたことにちなむとし、医家は池の訓読みと考察している。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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