十が十(読み)とおがとお

精選版 日本国語大辞典 「十が十」の意味・読み・例文・類語

とお【十】 が 十(とお)

① はじめから終わりまで。みんな。すっかり。
※滑稽本・風来六部集(1780)放屁論「十が十餠の形昨日新しきも今日は古く、固(もとより)古きは猶古し」
② きっと。かならず。まちがいなく。
※雑俳・折句袋(1779)「十が十(とヲ)・戻らぬ夫に蚊に喰し」

じゅう【十】 が 十(じゅう)

(可能性確率などが、十の中に十ある意から) 確実なこと。間違いないこと。とおがとお。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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