十三往来(読み)とさおうらい

日本歴史地名大系 「十三往来」の解説

十三往来
とさおうらい

解説 建武年間相打山王坊阿吽寺の僧弘智が書いたと伝える。六〇〇字余の漢文十三湊活況を描き、浜の明神羽黒権現禅林寺龍興寺などの堂塔寺社の様子を述べている。ほぼ同じ内容をもつものに、文保年間の作と伝える「十三新城記」がある。

活字本新編青森県叢書」一(「津軽一統志」附巻)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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