十八電子則(英語表記)octadeciplet rule

法則の辞典 「十八電子則」の解説

十八電子則【octadeciplet rule】

遷移金属化合物(錯体や有機金属,クラスターなど)においては,典型元素八隅子則*オクテット理論*)に代わるものとして,外殻のs,p電子に加えてd電子までが満たされた希ガス構造(すなわち電子数18)となった場合の安定性が大きくなるという規則.低原子価の錯体などにおいてはよく成立する.以前は「有効原子番号規則(EAN)」と呼ばれたこともある.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android