十寸見河東(11世)(読み)ますみかとう[じゅういっせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十寸見河東(11世)」の意味・わかりやすい解説

十寸見河東(11世)
ますみかとう[じゅういっせい]

[生]天保12(1841).江戸
[没]1919.4.11. 東京
河東節家元江戸太夫河東ともいう。9世十寸見河東の子。本名伊東秀二郎。4世山彦秀次郎,山彦秀翁。2世山彦文子ら,多く後進を育てた。没後 11世河東を追贈

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世界大百科事典(旧版)内の十寸見河東(11世)の言及

【平岡吟舟】より

…実業家で,三味線音楽の東明節(とうめいぶし)の創始者。本名熙(ひろし)。江戸の生れ。1871年(明治4)アメリカに留学して汽車の車両製造技術を学び,77年に帰国。78年に工部省鉄道局に入り,83年,新橋鉄道局汽車課長に就任する。90年ころから独立して平岡鉄工場を経営し,鉄道車両を製造するなど,鉄道工業の先駆者として活躍した。一方,邦楽を愛好した両親と,母方の伯父である一中節の名人都以中(みやこいつちゆう)の影響で,一中節,謡曲,清元など各種の邦楽曲に精通,河東節の山彦秀翁(11世十寸見(ますみ)河東)を後援するなどの趣味人でもあった。…

※「十寸見河東(11世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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