十界互具(読み)ジッカイゴグ

デジタル大辞泉 「十界互具」の意味・読み・例文・類語

じっかい‐ごぐ【十界互具】

仏語十界一つ一つが、互いに他の九界を備えているということ。地獄衆生しゅじょうも仏となりうるし、仏も迷界衆生となりうるという天台宗の説。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「十界互具」の意味・読み・例文・類語

じっかい‐ごぐ【十界互具】

〘名〙 仏語。天台宗で説く、十界が互いに十界を具えていて百界を成しているということ。一念三千根基法門をいう。
※日蓮遺文‐守護国家論(1259)「於法華経十界互具久遠実成了」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android