デジタル大辞泉
「千石通し」の意味・読み・例文・類語
せんごく‐どおし〔‐どほし〕【千石通し/千石×簁】
農具の一。傾斜したふるいの上端から搗き米を流して米とぬかにふるい分けたり、穀粒をふるい分けたりするもの。千把扱きとともに江戸中期以後普及し、農作業の能率を高めた。万石通し。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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せんごく‐どおし‥どほし【千石通・千石簁】
- 〘 名詞 〙 農具、簁(ふるい)の一種。傾斜した細長い簁の上から舂米(つきごめ)を流して、米と糠(ぬか)をふるい分けたり、殻粒の選別に用いたりする。江戸中期から使用された。万石通(まんごくどおし)。千石。千石ぶるい。
千石通〈和漢三才図会〉
- [初出の実例]「多門天の枕鑓、大黒殿の千石どをし、ゑびす殿の小遣帳覚へがたし」(出典:浮世草子・好色五人女(1686)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の千石通しの言及
【万石】より
…万石通し,千石通しなどいろいろの呼び名がある。もみすりしたあと,玄米とそれに混ざっているまだもみすりされていないもみとを選別する日本独特の農具で,元禄(1688‐1704)のころ発明された。…
※「千石通し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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