千種有功(読み)チクサアリコト

デジタル大辞泉 「千種有功」の意味・読み・例文・類語

ちくさ‐ありこと【千種有功】

[1797~1854]江戸後期の歌人京都の人。号は千千廼舎ちぢのや左近衛中将に至り、堂上派に属したが、香川景樹らと交わって、新風和歌を志した。歌集「千千廼舎集」など。

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精選版 日本国語大辞典 「千種有功」の意味・読み・例文・類語

ちくさ‐ありこと【千種有功】

江戸末期の歌人。本姓は源。号は千千迺舎(ちぢのや)。京都堂上家に生まれる。飛鳥井家に学んだが、香川景樹らと交わり、堂上風を脱した歌風となる。歌集に「千千迺舎集」「ふるかがみ」など。寛政九~嘉永七年(一七九七‐一八五四

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「千種有功」の解説

千種有功 ちぐさ-ありこと

1797-1854 江戸時代後期の公卿(くぎょう),歌人。
寛政9年11月9日生まれ。正三位,左近衛(さこんえの)権(ごんの)中将。歌を一条忠良(ただよし),飛鳥井(あすかい)家にまなび,香川景樹(かげき),賀茂季鷹(かもの-すえたか)らとまじわる。嘉永(かえい)7年8月28日死去。58歳。通称は橘蔭道。号は鶯蛙園,在琴,千々迺舎(ちぢのや)。歌集に「和漢草(わかくさ)」「日枝(ひえ)の百枝(ももえ)」など。

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