千里の馬はあれども一人の伯楽はなし(読み)せんりのうまはあれどもひとりのはくらくはなし

精選版 日本国語大辞典 の解説

せんり【千里】 の 馬(うま)はあれども一人(ひとり)の伯楽(はくらく)はなし

(「韓愈‐雑説四」の「世有伯楽。然後有千里馬、千里馬常有、而伯楽不常有。故雖名馬、祗辱於奴隷人之手、駢死於槽櫪之間、不千里也」による) 名馬はいつの時代でもいるが、その馬を見つけ出して、その能力を発揮させる伯楽はいない。転じて、世の中には、いつの時代でも有能な人材はいるが、これを登用し、じゅうぶん腕を発揮させる名宰相や為政者は少ない。〔俳諧・世話尽(1656)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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