千里馬運動(読み)ちょんりまうんどう

世界大百科事典(旧版)内の千里馬運動の言及

【千里馬】より

…朝鮮戦争による破壊から立ち直り,植民地時代に立ち遅れさせられた生産力を急速に現代的水準に引き上げるために,〈千里馬の気風〉が必要であるとされた。とくに1956年の朝鮮労働党中央委員会12月総会以後,社会主義的競争運動としての〈千里馬運動〉が全国的に展開され,技術神秘主義(技術を神秘化する思想)を克服する積極性と創意性によって成果をあげた労働者,農民等には,〈千里馬騎手〉の称号が与えられた。現場からの提唱によって59年から,従来の個人単位ではなく集団を単位とする〈千里馬作業班運動〉に発展し,60年以後〈青山里方法〉(1960年,平安南道江西郡の青山里協同農場における金日成の現地指導に端を発する)として導入された作業班優待制・報賞制とも結びついて集団的革新の作風確立の契機となっている。…

※「千里馬運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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