千首(読み)センシュ

デジタル大辞泉 「千首」の意味・読み・例文・類語

せん‐しゅ【千首】

千首和歌」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「千首」の意味・読み・例文・類語

せん‐しゅ【千首】

〘名〙 一定の数を定めて和歌を詠む定数和歌の一つ。本来は百首と同様作歌修練の方法として行なわれ、のちには作品発表の様式ともなった。現存最古のものとされているのは、藤原為家が貞応二年(一二二三)に五日間に詠んだ「為家卿千首」であり、南北朝・室町各時代を通じて盛んに行なわれた。種類としては、一人で詠むもの、多人数で詠むもの、題をもとに詠むもの、無題のもの、時間・場所に制限を加えるものなどがある。千首和歌。
吾妻鏡‐弘長三年(1263)二月八日「於相州常盤御亭和歌会。一日千首探題」

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