半原(読み)はんばら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「半原」の意味・わかりやすい解説

半原
はんばら

神奈川県北部,愛川町の中心地区。丹沢山地東麓,相模川の支流中津川扇状地にある。養蚕地帯を背景とし,江戸中期には相模原市中野とともに,川和縞の機業地として知られた。江戸時代に始められた撚糸は半原撚糸と呼ばれ,質のよいことで知られる。第2次世界大戦後は合成繊維糸も取り入れられ,撚糸,特にミシン糸生産が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android