半弁(読み)はんべん

精選版 日本国語大辞典 「半弁」の意味・読み・例文・類語

はん‐べん【半弁・半瓣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 豆腐(とうふ)異称。〔文明本節用集(室町中)〕
  3. 豆腐を焼いて味噌で煮た食物。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の半弁の言及

【はんぺん(半片)】より

…わん(椀)のふたや型を用いて半月形にしたための名と思われる。〈半平(はんぺい)〉ともいい,それから転じた語ともされるが,文献上は室町末期ごろからまず〈はへん(半弁)〉なる語が現れ,江戸前期に〈はんへん〉,中期以後に〈はんへい〉の語が出現する。初めはかまぼこ同様ハモなどの高級魚を用いていたが,江戸末期には米粉などの混ぜ物の多い粗製のものが増え,形も角形が多くなったと《守貞漫稿》は書いている。…

※「半弁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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