半戸(読み)ハンド

デジタル大辞泉 「半戸」の意味・読み・例文・類語

はん‐ど【半戸】

普通よりも高さの低い戸。関東地方では、しばしば窓をさす。

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精選版 日本国語大辞典 「半戸」の意味・読み・例文・類語

はん‐ど【半戸】

  1. 〘 名詞 〙 戸の一種。普通の半分ほどの高さの戸。丈の低い戸。
    1. [初出の実例]「色々の反古より和巾振ひ出し〈沾徳〉 壁の湿気に半戸立かけ〈介我〉」(出典:俳諧・陸奥鵆(1697)一)

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世界大百科事典(旧版)内の半戸の言及

【一軒前】より

…日本の伝統的社会の構成単位は個人ではなく,家にあったので,個人の一人前に対して,家の一軒前という言葉があったといってもよいであろう。一軒前は一戸前ともいうが,これらの言葉のみが単独で意味をもって使用されることはほとんどなく,半軒前,半戸,半役など,常に一軒前でない家の存在を示す語と対になっている。一軒前と半軒前の区別は,寄合の座順の上下,発言権の強弱,共有地利用の資格の有無,収益配分比率の差,神社祭祀への参加資格の相違あるいは諸経費賦課額の多少などに示される。…

※「半戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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