デジタル大辞泉 「卑下」の意味・読み・例文・類語 ひ‐げ【卑下】 [名・形動](スル)1 自分を劣ったものとしていやしめること。へりくだること。「そんなに卑下する必要はない」2 いやしめて見下すこと。また、そのさま。「自修の事を甚だ―なる田地に落ち沈ましむるなり」〈中村訳・西国立志編〉[類語]謙遜・へりくだる・謙譲・敬譲 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「卑下」の意味・読み・例文・類語 ひ‐げ【卑下】 〘 名詞 〙 ( 形動 )① おのれを低くし、卑しめること。へりくだること。また、気がひけて遠慮がちにすること。また、そのようなさま。[初出の実例]「世中にあやしき事を申けるをひげせる所に」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)② 卑しめ見下すこと。また、そのようなさま。[初出の実例]「自脩の事を甚だ卑下なる田地に落ち沈ましむるなり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一)[その他の文献]〔史記‐武安侯伝〕③ 卑しいこと。みすぼらしいこと。[初出の実例]「花美を尊み、卑下(ヒゲ)を賤しむ、惣じてしほたれ上下(がみしも)着たものを、高間が原などと、人々の口ずさみ」(出典:談義本・教訓乗合船(1771)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例