卓犖（読み）タクラク

デジタル大辞泉

たく‐らく【卓^×犖】

［名・形動］すぐれて他からぬきんでていること。また、そのさま。
「豪邁―にして、…益々家学を弘む」〈田口・日本開化小史〉
「宝祚の護持を致す事、諸寺に―せり」〈太平記・一五〉
［ト・タル］［文］［形動タリ］この上なく、すぐれているさま。
「―たる将帥となり」〈中村訳・西国立志編〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

たく‐らく【卓犖】

〘名〙 (形動タリ) 他より抜きん出てすぐれること。この上なくすぐれていること。また、そのさま。卓越。

※本朝文粋（1060頃）一〇・紅葉詩序〈源順〉「人者誇_二於天才之卓犖_一」

※太平記（１４Ｃ後）一九「卓_二犖(タクラクセリ)于乾坤_一」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【卓犖】たくらく

傑出する。〔世説新語、任誕、注に引く何法盛の中興書〕（王）之、卓犖不羈、傲を爲さんと欲し、聲色を放肆にすること頗(すこ)ぶる度なり。

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出典　平凡社「普及版 字通」