卓越(読み)タクエツ

デジタル大辞泉 「卓越」の意味・読み・例文・類語

たく‐えつ〔‐ヱツ〕【卓越】

[名・形動](スル)群をぬいてすぐれていること。また、そのさま。「卓越した技術」
「これ等の―なる人」〈中村訳・西国立志編
[類語]卓抜卓出卓絶逸出素晴らしい素敵すてき見事みごと立派最高絶妙秀逸結構目覚ましい輝かしいたえなるえも言われぬ上手巧みうまい巧妙老巧達者器用賢い上出来上上物の見事結構尽くめ何より言う事無し天晴れナイスワンダフル目に染みる冴える水際立つ抜群群を抜く抜きん出る飛び抜けるずば抜ける頭抜ける並外れる人並み外れる度外れ断トツ非凡出色傑出一日いちじつの長素人離れ玄人跣くろうとはだし超人的めぼしい目立つ引き立つ顕著著しい際立つ光る目を引く人目を引く人目につく目に立つひときわ主立つとりわけ値千金掛け替えのない目の覚めるよう

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精選版 日本国語大辞典 「卓越」の意味・読み・例文・類語

たく‐えつ‥ヱツ【卓越】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 他のものよりも、はるかにすぐれていること。他にぬきんでてひいでること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「たとひ卓越(タクエツ)才芸あり共、度量大やうに伸候はずば、中々治道の工夫中(あたり)申まじく候」(出典信長記(1622)一上)
    2. [その他の文献]〔晉書‐華譚〕

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普及版 字通 「卓越」の読み・字形・画数・意味

【卓越】たくえつ(ゑつ)

すぐれる。宋・軾〔李薦(方叔)に答ふる書〕長箋を辱(かたじけ)なうし、~感慰深し。古賦詩を惠示せらる。詞氣卓越、ならず、甚だ喜ぶべきなり。但だ(すこ)しく冗(じやう)に傷(やぶ)る。後(のち)當(まさ)に稍(やや)之れを收斂すべし。

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