南大島村(読み)みなみおおしまむら

日本歴史地名大系 「南大島村」の解説

南大島村
みなみおおしまむら

[現在地名]明和村南大島

新里につさと村の北に位置する。北は谷田やた川を挟んで堀工ほりく(現館林市)中世には佐貫さぬき庄に含まれた。応永三四年(一四二七)四月一一日の大島家吉畠請状写(正木文書)は「佐貫庄江黒郷之内近藤原村」内の畠一町の作人交替に際して大島家吉が出したものである。大島家吉は当地の住人と思われる。現長野県南佐久みなみさく川上かわかみ村の金峰山きんぽうさん神社にある享徳元年(一四五二)鰐口に「上州佐貫庄大島郷厳島鰐口也」の銘がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android