南神崎村(読み)みなみかんざきむら

日本歴史地名大系 「南神崎村」の解説

南神崎村
みなみかんざきむら

[現在地名]伊予市上野うえの宮下みやした

現伊予市の北東上野村宮ノ下村が分村する前の村で、南部山地の末端と平地部の接触点に位置する。「大洲旧記」上野村の条に「慶長年中上野村と改、分郷の庄屋玉井三郎右衛門」とあるので南神崎村は慶長(一五九六―一六一五)以前の村名と知れるが、大洲藩は寛永一二年(一六三五)の替地後も分村を届けなかったので、この村名は公的には明治維新に及んでいる。

南神崎村
みなみかんざきむら

[現在地名]八日市場市南神崎

南山崎みなみやまざき村の南に位置する。集落は台地縁辺部に形成され、村の南西部を多古銚子たこちようし道が通る。寛文年間(一六六一―七三)と推定される国絵図に「神サキ」とみえる。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分に村名がみえ、「古ハ神崎村」と注記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android