南薩摩の十五夜行事

デジタル大辞泉プラス 「南薩摩の十五夜行事」の解説

南薩摩の十五夜行事

鹿児島県の薩摩半島南部の地区(枕崎市、南九州市知覧町、南さつま市坊津町など)に伝わる民俗行事。男の子供組を中心に行われる大綱引きや、十五夜踊などの行事があり、特に知覧町に伝わる「ソラヨイ」と呼ばれる十五夜踊は、裸に藁で作った蓑・笠・袴をつけて踊るもので、月と大地に感謝し豊作を願う、呪術的色合いの濃い習俗。四股を踏むようなしぐさから、相撲原型とも考えられている。1981年、国の重要無形民俗文化財に指定。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android